アサリ

産地と属性

漢字では「浅利」や「浅蜊」と書く。
一年じゅう採れるので、季節を通して出まわっている。
日本でのおもな産地は北海道、宮城県、千葉県、静岡県、愛知県、大阪湾岸の各府県、有明湾岸の各府県など。韓国や中国からの輸入品も多い。
産地によって貝殻の模様や色が異なる。
産卵期にあたる春と冬は身が大きくなってうまみ成分のグリコーゲンやコハク酸、タウリンなどが豊富になり、おいしさが増す。

栄養成分の働き

貧血予防に効果のある鉄や、ビタミンB12が豊富に含まれている。
貝類の中でビタミンB12をいちばん多く含んでいるので、貧血ぎみの人におすすめ。
味覚障害や、免疫細胞の活性化にも効果がある。
アサリの中に含まれているミネラルの一種、クロムには、血糖値を安定させたり、脂肪を燃焼させる効果がある。

栄養成分

亜鉛、鉄、カリウム、カルシウム、クロム、ビタミンB12

注意点

調理をするときには、必ず「砂抜き」をすること。
砂抜きに使う水は、海水がベスト。海水が用意できない場合は、海水と同じ、約3%の食塩水を作る(水道水1リットルに対して食塩3グラム)。この中にアサリをできるだけ重ならないように入れて暗いところに、常温で約3、4時間おく。

ポイント

みそ汁やスープに入れ、水に溶けやすいビタミンB12や鉄分もまんべんなく摂れる。
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