クルマエビ

産地と属性

クルマエビ科。
漢字では車海老、もしくは車蝦と書く。
体を曲げた状態が、丸く車のようであることからこの名前がついた。
体長15~20㎝で淡い青色をしており、光沢がある。
北海道南部から、韓国、中国、オーストラリア北部、東南アジア、地中海東部と、広く生息している。
日本では、福岡県、大分県、愛媛県、愛知県などからの出荷量が多い。
旬は初夏だが、現在は内湾の汚染が進んだため、約9割が養殖もので、季節にかかわらず出回るようになった。
養殖のクルマエビは、大きさによってマキエビ、中マキエビ、サイマキエビと分けられる。
輸入ものも多く、甘みの増す秋から冬に特に多く出回る。
日本に輸入されるエビの、約9割がクルマエビ。
生食もされるが、熱を通したほうが甘みが強くなるといわれる。
天ぷらが定番。 

栄養成分の働き

高たんぱくでありながら低脂肪であり、ダイエットにはおすすめの食品。
殻に多く含まれる食物繊維キチンは、コレステロールを排泄する効果がある。
熱を通すことで赤くなる色素のアスタキサンチンには、がんの予防効果があるといわれている。 

栄養成分

食物繊維、カリウム、ビタミンE、タウリン、亜鉛、銅、リン、アスタキサンチンなど 

注意点

冷凍保存の際には、ゆでてから。
組織へのダメージが少なく、味も落ちにくくなる。 

ポイント

すぐに鮮度が落ちるため、基本的には生きているものを調理する。
身が透けて、しっかり詰まっているものを選ぶこと。
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