スイカ

産地と属性

原産は、アフリカ中部の砂漠地帯。
日本では秋田、山形、新潟、石川、鳥取、茨城、千葉、愛知、熊本など、多くの地域で栽培されている。旬は5~8月。
中国を経て日本に渡ってきたのは14世紀とも、16世紀ともいわれ、西から渡った瓜として「西瓜」という字があてられた。 

栄養成分の働き

果肉の色が赤いもののほかに黄色いスイカも出回っているが、可食部分100g中に含まれているカロテンの量を比べてみると、赤色のもののほうが8倍強と多く、アンチエイジングに役立ち、若々しい素肌や髪をつくるのを助ける
また、赤い色素であるリコピンは、抗酸化作用があるので、動脈硬化やガンの予防に役立つ。
1割ほど糖分を含むが、ほとんどが水分なので、夏バテ解消に最適。
果汁には利尿作用のあるカルシウムやシトルリンが含まれているため、二日酔いやむくみ、高血圧、膀胱炎、腎炎の改善に役立つ。
ノドの渇きを癒し、疲労回復を助ける。
強い利尿作用があり、実は果肉よりも皮のほうに強い作用が期待できる。
薄くスライスした皮を適量の塩でもみ、重しを乗せて1時間ほどおく浅漬けなら、手軽にたっぷり食べられる。また、種は強精、強壮効果が強く、中国では食用されている。 

栄養成分

ビタミンC、ビタミンA、カルシウム、カロテン、リコピン(赤色の色素)、アルギニン 

注意点

形が丸く整っていて、叩くとポン!と澄んだ音のするもの、シマがはっきりとし、表面がザラザラとしているものを選ぶとよい。
カットしたものなら、果肉の色が鮮やかで、種が黒々としたものを選ぶ。 

ポイント

冷やすことで実がしまって食感がよくなるだけでなく、甘みが増す。
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