バジル

産地と属性

熱帯アジア、アフリカ、太平洋諸島が原産。
草丈は50㎝ほど。全体に強い芳香があるハーブ。
葉は楕円形で、鮮やかな緑色。
多年草だが、日本では越冬できないため一年草とされている。
広く利用されているのはスイートバジルだが、ほかにはレモンバジル、シナモンバジル、ブッシュバジル、タイランドバジルなど。
シソ科で和名はメボウキ。

栄養成分の働き

バジルは古代から薬草として用いられ、その働きが知られている。
カロテン、ビタミンEなどのほか、カルシウム、カリウム、鉄などのミネラルが多く含まれる。
香り成分のリナロール、カンファー、オイゲノールには、神経を鎮めて疲労をやわらげるリラックス効果がある。その刺激には、食欲促進作用と、胃腸の働きを改善する作用がある。
殺菌・抗菌作用があり、風邪、気管支炎、発熱、口内炎など細菌性の病気の予防効果がある。生葉をもんで患部にすりつけると、虫さされや炎症に効果がある。香り成分のシネオールは、蚊がきらうので虫除けになる。

栄養成分

カロテン、ビタミンE、カルシウム、カリウム、マグネシウム、リン、葉酸

注意点

刺激性の強いメチルカビコールが含まれているので、直接肌につける場合は十分気をつける。妊娠中の人や病人は特に気をつける。
花が咲くと芳香が弱まり、葉がかたくなる。

ポイント

葉が黒く変色しやすいので、用いる直前に収穫し、カットするとよい。
生葉を入手しにくい冬などは、ペーストやパスタソース、オイル漬け、乾燥したものなど加工されたバジルを利用するのが便利。
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