ビール

産地と属性

麦芽を原料にした発酵性のアルコール飲料。漢字では「麦酒」と書く。麦芽とは、大麦に適度な温度のもとで水分と湿度を加えて発芽させたもの。大麦は、穂に粒が6列に並んでつく六条大麦と2列つく二条大麦に大別され、ビールの原料に使われるのは二条種である。
発祥は、紀元前3000年ごろのメソポタミア地方という記録が残っている。
液体のパンとも呼ばれ、酒類の中では比較的栄養バランスに優れている。
味わいを追求したものからカロリーを抑えたものまで、さまざまな種類があるので好みで選べる。残ったビールは肉をやわらかくするので、煮込み料理やソースの材料として使うこともできる。

栄養成分の働き

ビタミンBの一種である葉酸が多く含まれ、糖質の代謝を活発にし、肌あれの改善も期待できる。ビール酵母の成分である核酸は、肝臓の働きを助け、老化予防にも役立つ。苦み成分ホップのイソフムロンは、善玉コレステロールをふやして脂質の代謝を改善する作用もあるとされる。アルコールには利尿作用があるので、むくみ予防や尿路結石の排出に効果がある。

栄養成分

葉酸、イソフムロン(ホップ)、カリウムなど。

注意点

品質が落ちる原因になるので、湿度の高い場所や日があたる場所での保管は避ける。
食欲増進作用があるので、つまみなどを食べすぎないこと。飲みすぎにも注意する。

ポイント

冷蔵庫で保存する。
日光があたる屋外ではなく、屋内で売られているものを選ぶ。
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