トウガン(冬瓜)

産地と属性

ウリ科トウガン属の一年草。
原産はインド。日本では平安時代から栽培されている。
漢字では「冬瓜」と書くため、冬の野菜と思われがちだが、れっきとした夏野菜。
旬は6~8月で、切る前のトウガンが長持ちする様子を、夏に収穫したものが冬まで保存できるということから、上の漢字があてられたといわれている。 

栄養成分の働き

白く柔らかい果肉は90%以上が水分。体の余分な熱を冷ますため、発熱や夏バテの予防と改善を助ける。
また、その高い利尿作用から、膀胱炎やむくみの解消、腎臓を浄化することで腎炎の改善に役立つ。新陳代謝を促したり、糖類が脂肪として蓄えられるのを防ぐのに役立つため、水太りなどのダイエットを助ける。
ほとんど味はなく生食できないので、炒めたり煮たりする調理法がよい。
カロリーが低いうえに食物繊維はレタスやトマトと同じくらい含まれている。 

栄養成分

たんぱく質、炭水化物、ビタミンC、カリウム、食物繊維。 

注意点

切ったものは空気に触れないよう注意して、冷蔵庫で保管し、1週間ほどで食べきる。
強火で煮ると形が崩れるので、煮物にする時は面取りをして、弱火でじっくり煮こむようにする。 

ポイント

皮の表面に白い粉がついているものを選ぶ。細かい毛がついているのは、熟していない可能性が強いので、避けるようにする。
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