プルピエ

産地と属性

スベリヒユ科スベリヒユ属の一年草。プルピエはフランス語。英語では「パースレーン」と呼ばれる。
園芸植物のハナスベリヒユの仲間。
原産地は北アメリカ。フランス、ドイツ、オランダなどヨーロッパ各国で栽培されていて、「ヨーロッパ野菜」に入る。
日本には明治時代の初期に伝えられたが、現在日本に入っているのは輸入もので、国内生産はほとんどされていない。『万葉集』に出てくる「いはゐづら」がこのプルピエの一種とする説もある。
旬は6~9月。
緑色の小さな楕円形の葉が茎にいくつもついており、クレソンに似た辛みとわずかな酸味がある。
日本の一部の地域では正月に食べられたり、山形では「スベランソウ」といって、受験のげんかつぎに食べるという。
生のままサラダのアクセントづけや、スープの具やおひたし、あえものに利用される。
食用植物の中でもっとも多くオメガ3脂肪酸を含んでいる。 

栄養成分の働き

オメガ3脂肪酸は中性脂肪を減らして、動脈硬化を予防する効果がある。あるいは、視力や記憶力を高める効果がある。アレルギー症状を緩和する効果もある。
グルタオチンには抗酸化作用がある。 

栄養成分

オメガ3脂肪酸、グルタオチンなど 

ポイント

葉の緑がみずみずしく、全体にハリのあるものを選ぶ。
ビニール袋に入れて冷蔵庫に入れれば、2~3日は保存できる。
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