シシャモ

産地と属性

キュウリウオ目キュウリウオ科に属する魚。
アイヌ語で「シュシュハム」、もしくは「ススハム」が語源。漢字では「柳葉魚」と書く。
1950年代の後半から食べられることが多くなったが、乱獲のために数が激減。
現在は、高級魚とされている。
旬は、産卵期を迎える10月ごろ。
このころの卵をもったメスのシシャモは子もちシシャモといい、関東の市場などでも見かけ、値段は高値で安定している。世界でも、北海道南部の太平洋沿岸の一部でしか獲れない回遊魚。
一般的に干物として売られているものは、カナダやノルウェーなどで獲れる安価なカラフトシシャモ。

栄養成分の働き

カルシウムは、骨や歯をつくるため、子どもや高齢者は多く摂取するとよい。また骨粗しょう症にも効果的。
ビタミンB2は、脂質などを分解しエネルギーに変えるため、余分な脂肪をつけにくくする効果がある。過酸化脂肪の分解を助けるので、動脈硬化などの生活習慣病の予防にも有効。肌荒れや口内炎の予防にもよい。
そのほか、たんぱく質・脂質・カリウム・リン・ビタミンEなどが含まれている。

栄養成分

たんぱく質、脂質、カリウム、カルシウム、リン、ビタミンB2・Eなど

注意点

全体がよく乾燥していて、頭の付け根が太く、尾にしわの入っているものを選ぶとよい。

ポイント

シシャモの調理は、網焼きが一般的。焼きすぎると卵がはじけ出るので注意する。焼く前に酒をふりかけてから焼くと、おいしく仕上がる。新鮮なら、刺身にしても食べられる。
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