ミョウガ

産地と属性

学名:Zingiber mioga)で、ショウガ科ショウガ属の多年草。
原産地は日本。ショウガ科の多年草で、北海道から沖縄まで自生している。
927年の「延喜式」にも記載があるほど、日本人と古くより関わりがある野菜で、食用にしているのは世界で日本だけ。
「ミョウガタケ」は、6~7月に旬を迎える若い茎。
「花ミョウガ」は「ミョウガノコ」ともよばれ、8~10月に地下茎から生える花穂のこと。

栄養成分の働き

ビタミンやミネラルが含まれているものの量はわずか。特有の爽やかな香りはピネンによるもの。栄養よりも、ほのかな辛味、シャキシャキとした歯ざわりが特徴の野菜で、夏の食欲増進を助ける。食物繊維が豊富なので、便秘・吹き出物の解消、肥満予防。
カリウムが比較的多く含まれており、デトックス作用を助ける。体内のナトリウムを排出して、高血圧の予防に。
また、東洋医学では、発熱による体のダルさを抑え、夏バテや風邪で体力と食欲がともに落ちているといった、不調の改善に役立つとされている。
鎮静作用によって、月経不順や月経痛の緩和、不眠症の改善に役立つ。

栄養成分

カリウム、カルシウム、マグネシウム、βカロテン、ビタミンCなど

注意

生で食べる際はアクがあるので、水にさらす必要があるが、長く水に浸していると、せっかくの辛味や芳香が消えてしまうため、さっと。

ポイント

花穂が締まり、先端の紅色が鮮やかなものを選ぶのがよい。
大型の秋のミョウガが、味・香り共に良い。みずみずしく淡い紅色で、堅く締まった小さめのものを選ぶ。
ラップなどに包んで空気に触れるのを避ければ、1週間ほどもつ。
甘酢や塩につけておくと半年ほど保存できる。

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