ムカゴ

産地と属性

植物の葉の付け根に生成される芽のようなもので、栄養繁殖器官である。
球形で表面に突起があり、色は灰色。
日本では、山芋(ヤマノイモ科ヤマノイモ属)のむかごが一般的。ほかにも、オニユリ、ムカゴイラクサ、ノビルなどに生じる。
成長すると地面に落ちて発根する。
漢字では「零余子」と書く
ホクホクした、豆に似た食感。
旬は秋。
炊き込みご飯が代表的な料理。からいりする、塩でゆでるなどの食べ方がある。

栄養成分の働き

塩分排出に効果のあるカリウムを多く含み、老廃物や余分な塩分を取り除き、血圧を低下させるのに効果がある。
消化酵素のアミラーゼやジアスターゼが豊富で、食べ物の消化を助けてくれる。
血糖値の上昇を抑え、老化防止効果のあるムチンなども含まれる。
食べ物の糖質(炭水化物)や脂質を体のエネルギーに変える、ビタミンB1・B2を含む。

栄養成分

たんぱく質、食物繊維、ビタミンC・E・B1・B2・B6、カリウム、カルシウム、アミラーゼ、ジアスターゼ、ムチン

注意点

小さく、すぐ火が通るため、調理の際は焦げないよう注意が必要。

ポイント

ポリ袋などに入れて風通しのよいところに保存する。
冷凍させると風味を損なうので冷凍保存には向かない。
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